デグナー主催ライディングフェスタ当日、岡山国際サーキットのピットロードに立つデグナースタッフ
FACTORY DIARY #05
あっきーのファクトリー日記#05
レーシングスーツの太ももパーツ交換
— 歴史を感じる、マルボロデザインのレーシングスーツ —

9月19日に岡山国際サーキットで開催された、デグナー主催ライディングフェスタのご報告と、今回のメンテナンス紹介。今回はなんと、マルボロデザインのレーシングスーツ(革ツナギ)です☆ 昔のMotoGPを彩ったタバコブランドのロゴが見られなくなった理由と、革が硬化して裂けてしまった太ももパーツの交換をご紹介します。
あ
あっきー
デグナー製造部/修理・ネーム・オーダー担当

こんにちは!製造部のあっきーです。

CHAPTER 01
岡山国際サーキットで、ライディングフェスタ開催

9月19日は岡山国際サーキットで
デグナー主催ライディングフェスタが開催されました!

デグナーでオーダーしたレーシングスーツを着て、岡山国際サーキットのピットに立つSさま

先日レーシングスーツをオーダーしてくださったSさま
シュッとしててかっこいいです☆

ご着用ありがとうございます!

次回のライフェスは2026/11/7です。

ミシンを持ち込んで当日修理も行っていますよ〜

みなさまのご参加お待ちしております!

CHAPTER 02
今回のメンテナンスは、マルボロデザインのレーシングスーツ

さてさて!今回のメンテナンス紹介はこちら〜!

今回メンテナンスする、マルボロデザインのレーシングスーツ(革ツナギ)の全体

今回はなんと、マルボロデザインのレーシングスーツをメンテナンスしていきますよ〜!

私、こういうタバコの銘柄が入ったレーシングスーツ、めっちゃ好きなんです!

でも最近、こういうデザインって本当に見かけなくなりましたよね。

「そういえば、なんで昔はこんなにタバコのロゴが入ってたんだろう?」
って気になったので、今回はこのスーツをメンテナンスしながら、ちょっとレースとタバコスポンサーのお話もしていきます!

CHAPTER 03
【MotoGPの謎】なんでタバコのロゴが消えたの?

昔のMotoGPを見ると、MarlboroやRothmansなど、いろんなタバコブランドがマシンやレーシングスーツを彩っていました。

ところが現在は、そうしたタバコブランドのロゴをほとんど見かけません。

その大きな背景にあるのが、世界各国で進んだタバコ広告への規制強化です。

WHOのたばこ規制枠組条約でも、タバコ広告・販売促進・スポンサーシップを包括的に規制する方向が示されています。(出典:FCTC)

もちろん国によって法律や規制の内容は違うんですけど、世界中を転戦するMotoGPでは、昔のようにタバコブランドを大きく掲げることが難しくなっていったんですね。

だから、あの「タバコロゴがドーン!」という時代のレーシングスーツが、だんだん見られなくなっていきました。

……なんですけど!

ここからがちょっと面白いんです。

CHAPTER 04
「タバコ会社はレースから完全にいなくなった」わけじゃない?

実は、そうとも言い切れないんです。

Marlboroで知られるフィリップ モリス インターナショナル(PMI)とDucatiの長年のパートナーシップは、2026年現在も続いています。

Ducatiの公式スポンサー一覧にもPMIの名前が掲載されています。(出典:Ducati)

そして2026年には、さらに大きな動きが!

PMIがDucatiとのパートナーシップを拡大して、ニコチンポーチブランド「ZYN(ジン)」を、一部のMotoGPレースでDucatiのマシンに掲出すると発表したんです!(出典:PMI)

つまり……

昔は「Marlboro」。
そして今は「ZYN」。

もちろん同じ商品ではないんですけど、長年続いてきたDucatiとPMIの関係が、2026年にまた新しい形でMotoGPの舞台に登場した、というわけです。

これ、昔のレースを知っている人からするとちょっとビックリしますよね。

私もこういうスポンサーの歴史を知ってから昔のレーシングスーツを見ると、
「このロゴ、当時はこういう時代だったんだな〜」
って、さらに面白く感じます!

ということで今回は、そんな歴史を感じるマルボロデザインのレーシングスーツを、しっかりメンテナンスしていきますよ〜!

CHAPTER 05
レーシングスーツの太ももパーツ交換

それでは、レーシングスーツの太ももパーツ交換をさっそく始めていきましょー!

太ももの白革パーツを取り外した状態のレーシングスーツ

ビフォー写真を撮ろうと思ったら、もうすでにスーパースタッフ北村さんに太ももパーツを外されていました。

BEFORE
加工前 取り外した太ももの白革パーツ。Marlboroのロゴの下で革が裂けている
加工前 太ももパーツの裂けた部分のアップ。硬化した白革にひびが入っている
ふーむ、革が硬化して裂けているのが分かります。

パーツで革を交換すると出来上がりがとても綺麗になるのでおすすめです☆

それでは、太ももの白革を新しく取り直し、その上にカットしたネームをのせて縫っていきます。

ネームが付いた白革パーツを本体に縫い戻して完成です!

AFTER
加工後 太ももパーツを交換したマルボロデザインのレーシングスーツ(全体)
加工後 新しい白革にMarlboroのネームをのせて縫い戻した太もも部分のアップ

おお〜!とても綺麗に仕上がりました。

ご依頼ありがとうございました!

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デグナーでは京都本社のファクトリーで、メーカーを問わずバイク用レーシングスーツ(革ツナギ)のパーツ交換や修理を承っております。お見積もりは無料です。お電話・お問合せフォーム・実店舗へのお持ち込み・宅配便での発送でもご依頼いただけます。
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それでは、また次回お会いしましょう —— あっきー